POSレジサービスのなかでも有名なスマレジについて、関心はあるものの料金が高いのかどうか気になっている方も多いことでしょう。仮にスマレジが使いやすいサービスだったとしても、お店を運営するための人件費なども考慮した際に、なるべく費用を抑えたいと考える方は多いはずです。
結論からお伝えすると、スマレジの初期費用は他サービスと比較してやや高めであるものの、月額費用はプラン次第で抑えられます。そのため、POSレジを導入するにあたって、料金を重視したい方にとってスマレジは有力な選択肢になるはずです。
この記事では、スマレジの初期費用や月額費用など、料金を中心に細かく解説します。最後までお読みいただくことで、スマレジの導入コストに関する悩みが解決するはずですよ。
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スマレジを導入するには月額利用料と機材の導入費用がかかる
スマレジに限らずPOSレジを導入する際は、まずは何に費用がかかるのか理解する必要があります。スマレジの場合は、導入するために月額費用と初期費用がかかります。
仮にスマレジを導入するのに、以前から利用している端末をそのまま使える場合もあることでしょう。もちろん、その場合は導入費用を抑えられる可能性もあります。
しかし、初めてPOSレジを導入する方の場合、月額利用料だけで判断する方もいるはずです。とくに機材を揃えるための初期費用は抜けがちなので、POSレジを選ぶ際は注意が必要です。
スマレジを導入する際の初期費用
まずは、スマレジを導入する際にかかる初期費用について解説します。スマレジの場合は、新たに機材を導入する場合、利用目的によって金額が変わります。
- シンプルなPOSレジとして利用する場合
- 商品バーコードを使った小売店で利用する場合
- 注文をハンディで管理する飲食店で利用する場合
それぞれ、順番に解説します。
1. シンプルなPOSレジとして利用する場合
シンプルなPOSレジとして利用する場合に、目安となる金額は234,160円です。金額の内訳は、以下のとおりです。
- iPad 32GB:49,800円
- レシートプリンター:45,980円
- カスタマーディスプレイ:26,400円
- キャッシュドロア:17,820円
- iPadスタンド:3,960円
- ロール紙 10巻:2,200円
- 導入サポート:88,000円
以前POSレジを利用しており、iPadなどの機材がすでにある場合は導入費用を抑えられます。
2. 商品バーコードを使った小売店で利用する場合
商品バーコードを使った小売店で利用する場合に、目安となる金額は270,460円です。金額の内訳は、以下のとおりです。
- iPad 32GB:49,800円
- レシートプリンター:45,980円
- カスタマーディスプレイ:26,400円
- キャッシュドロア:17,820円
- バーコードリーダー:36,300円
- iPadスタンド:3,960円
- ロール紙 10巻:2,200円
- 導入サポート:88,000円
シンプルなPOSレジとして利用する場合との違いは、バーコードリーダーの有無です。
3. 注文をハンディで管理する飲食店で利用する場合
注文をハンディで管理する飲食店にて利用する場合に、目安となる金額は326,780円です。金額の内訳は、以下のとおりです。
- iPad 32GB:49,800円
- レシートプリンター:45,980円
- キッチンプリンター:83,600円
- カスタマーディスプレイ:26,400円
- キャッシュドロア:17,820円
- バーコードリーダー:36,300円
- iPadスタンド:3,960円
- ロール紙 10巻:2,200円
- 導入サポート:88,000円
商品バーコードを使った小売店で利用する場合との違いは、キッチンプリンターの有無です。シンプルなPOSレジとして利用する場合と比較して、92,620円の差があります。
スマレジの月額費用
続いて、スマレジの月額費用について解説します。スマレジはプランごとに金額が変わり、それぞれ利用できる機能が異なります。プランごとの金額は、以下のとおりです。
- スタンダード:0円
- プレミアム:5,500円
- プレミアムプラス:8,800円
- フードビジネス:12,100円
- リテールビジネス:15,400円
スタンダードプランは、基本的なPOSレジ機能を備えており、無料で利用できるプランです。簡単な機能のみの利用や、まずはお試しで利用したい方におすすめと言えます。
プレミアムプランは、複数の店舗で利用できます。売上データの一括管理も行えるため、複数店舗での導入を検討している方におすすめです。
プレミアムプラスは、100,000件の顧客管理が行え、ポイント管理や電話サポート機能もついたプランです。手厚いサポートを受けながら、ポイント利用など幅広く活用したい方向けのプランと言えます。
フードビジネスは、スマレジ・ウェイターを利用した飲食店向けのプランです。スマレジ・ウェイターとは、スマートフォンでオーダーを受けられるシステムです。飲食店での導入を検討している方におすすめと言えるでしょう。
リテールビジネスは、小売・アパレル向けの高度な在庫管理が可能なフル機能プランです。小売店向け在庫管理機能や、パスポートカメラなどの機能が利用できます。
スマレジの導入費用と月額費用を他社と比較
ここでは、スマレジの導入費用と月額費用が他社と比べて高いのか比較します。
1. 導入費用は他社と比較してやや高め
スマレジの導入費用について、他社と比較した場合の金額は以下のとおりです。
サービス名 | 導入費用の目安金額 |
スマレジ | 234,160円~ |
Square | 129,940円~ |
STORESレジ | 215,900円~ |
Airレジ | 101,620円~ |
POS+ | 308,000円~ |
主要なPOSレジサービスと比較した場合、スマレジの導入費用はやや高めです。
初期費用について確認する際は、公式サイトに記載の情報を比較する方が多いはずです。初期費用の場合は、公式サイトに掲載されているプランの費用ではなく、同じ用途をもつ機器同士で比較しましょう。目安として記載されている金額は、サービスごとに考慮されている機材が違うこともあるからです。
2. 月額費用は他社と比較して低め
スマレジの月額費用について、他社と比較した場合の金額は以下のとおりです。
サービス名 | 導入費用の目安金額 |
スマレジ | 0~15,400円 |
Square | 0~13,000円 |
STORESレジ | 0~4,950円 |
Airレジ | 0円 |
POS+ | 14,000円~ |
主要なPOSレジサービスと比較した場合、スマレジの導入費用はやや低めです。なぜなら、スマレジには無料で利用できるプランがあるからです。
スマレジに限らず、月額費用は利用するプランによって変わります。そのため、導入を検討する際は、最安値や最高値ではなく、実際に利用を検討しているプランで比較しましょう。
スマレジのオプションプランにおける料金体系
スマレジには、別料金を支払うことでさまざまなオプションを申し込めます。実際に申し込めるオプションと、目安の月額費用は以下のとおりです。
- CAT / CCT端末連動:1,320円
- mPOS連携レジ端末:1,320円
- 本部管理:11,000円~
- オンサイト保守:都度見積もり
- スマレジ・テーブルオーダー:440~1,320円
- セルフレジ端末:1,320円
- セミセルフレジ端末:1,320円
- Smart ID Engine:1,650円
- 受注管理:11,000円
- スマレジ・タイムカード:都度見積もり
上記オプションを利用する場合は、月額費用にプラスして考える必要があります。
スマレジで導入サポートサービスを利用する場合の料金体系
スマレジには、初めて利用する方向けの導入サポートサービスがあります。ここでは、スマレジで利用できる導入サポートサービスの料金体系について解説します。
- ハードウェア納品・セットアップ
- トレーニング
- 商品データの移行・登録
- 在庫管理 導入サポートサービス
スマレジを導入するにあたって不安があり、サポートサービスの利用を検討している方は必ずチェックしてください。
1. ハードウェア納品・セットアップ
スマレジには、ハードウェア納品・セットアップのサポートサービスがあります。それぞれ金額は、以下のとおりです。
- スマレジ:44,000円
- 自動釣銭機:22,000円
- CAT/CCT端末:22,000円
- スマレジ・テーブルオーダー:22,000円
専門スタッフがお店を訪問し、機器の設置や初期設定を行ってくれますので、初めて利用する方でも安心です。
オンラインでの納品・セットアップの場合は、ビデオチャットツール(主にGoogle Meet)などのオンラインツールを使用します。スタッフが対面で説明しながら設置・設定のサポートを行ってくれますので、不明点があれば都度質問が可能です。
また、スマレジとCAT/CCT端末に関しては、オンラインでサポートを受ける場合50%オフの金額で利用できます。
2. トレーニング
店舗スタッフ向けに、スマレジの操作方法についてトレーニングを実施してもらえるサービスです。それぞれ金額は、以下のとおりです。
- スタンダード、プレミアム、プレミアムプラス、フードビジネス:44,000円
- リテールビジネス:88,000円
- スマレジ・テーブルオーダー:22,000円
オンラインでのトレーニングは、ビデオチャットツール(主にGoogle Meet)などのオンラインツールを使用し、スタッフが対面で説明しながらトレーニングを行います。
また、スマレジ・テーブルオーダー以外でオンラインサポートを受ける場合、50%オフの金額で利用できます。
3. 商品データの移行・登録
スマレジの方でお店の商品データを預かり、登録を代行してもらえるサービスです。それぞれ金額は、以下のとおりです。
- スタンダード、プレミアム、プレミアムプラス、フードビジネス:11,000円
- リテールビジネス:22,000円
上記は100件ごとの金額ですが、リテールビジネス以外の4プランにおける代行費用は、301件目から半額の5,500円に設定されています。
4. 在庫管理 導入サポートサービス
スマレジを用いた発注仕入・店舗間移動・棚卸などの在庫管理業務についてのオリエンテーションを行い、お店での導入が完了するまでサポートしてもらえるサービスです。期間は1ヶ月となっており、金額は330,000円です。
在庫管理業務に関しては、慣れるまでに時間がかかります。スマレジの「在庫管理 導入サポートサービス」であれば、店舗の状況に合わせて最適な運用方法の提案も受けられます。
スマレジの無料プランでできること
スマレジをなるべく安い金額で利用したいと考えている方であれば、無料で利用できるスタンダードプランがおすすめです。無料であっても、レジに関する基本的な機能は使えます。
ただし、機能自体に制限があり、受けられるサポートの範囲も変わります。そのため、初めはスタンダードプランを利用し、機能が足りないと感じたら他の有料プランに切り替えるのもおすすめです。
>>スマレジにおいて無料でできること!月額0円のスタンダードプランの注意点を解説
スマレジには期間限定で利用したい方向けのレンタルプランもある
スマレジには、期間限定で利用できるレンタルプランがあることをご存知でしょうか。スマレジの導入を検討している方のなかには、イベントなど短期間で利用したいと考えている方もいるはずです。スマレジであれば、iPadや付属機器をレンタルできます。なお、レンタルする際の金額の目安は以下のとおりです。
- iPad Wi-Fi版 64GB:12,980円~
- iPad セルラー版 64GB:27,720円~
- レシートプリンター:9,460円~
- バーコードリーダー:13,200円~
- キャッシュドロア:3,520円~
機器を購入するための初期費用がかからないため、単発利用であればレンタルがおすすめです。
スマレジの導入コストを抑えたい場合はIT導入補助金を利用する
スマレジを導入する際にIT導入補助金を利用すれば、レジ用のタブレットや周辺機器やアプリをお得に購入できます。
IT導入補助金とは中小企業・小規模事業者の方々が、会社が抱える課題やニーズに合ったITツールを導入する際の費用の一部を補助するものです。「ソフトウェア製品」や「クラウドサービス」に適用でき、ITツールにかかる費用の1/2もしくは3/4が申請できます。
ただし、申請するための条件や期限などがあるため、導入する際は注意が必要です。
スマレジの料金について相談するならショールームかオンライン
スマレジの料金について細かく確認したい場合は、ショールームかオンライン相談という方法があります。
ショールームであれば、スタッフに相談できるだけでなく実機を操作したり、見積書を依頼したりすることが可能です。ショールームに足を運べなくてもオンライン相談であれば、料金に関して質問ができるため、どのプランが適しているかなどの相談もできます。
スマレジを導入しようか悩んでいる方は、資料請求に加えてショールームかオンライン相談の利用がおすすめです。
スマレジは導入コストや月額費用が比較的抑えやすいサービス
スマレジの導入コストは、揃える機器によって変わります。導入を検討する店舗によって、必要な機材を事前に確認しておきましょう。
スマレジの月額費用はプランによって変わるものの、最低限の機能だけであれば無料で利用できます。また、追加で料金はかかるものの、導入サポートを利用するのもおすすめです。スマレジはサポートサービスが充実しており、必要に応じて取り入れることで導入する際の不安を解消できます。
スマレジの料金をプランごとに詳しく調べたい方は、まずは資料請求から行いましょう。一方で、資料だけでは不明点が出てくることもあるはずです。
スマレジの費用に関する不明点をスタッフに直接確認したい場合は、ショールームやオンライン相談を活用しましょう。店舗の導入目的に合わせて相談にのってもらえるため、スマレジの導入費用や月額利用料など、料金に関する悩みが解決するはずですよ。
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